都市伝説の中には、一見すると何気ない日常の出来事が、後になって恐ろしい真実へとつながる話が多く存在します。「4階の少女」もそんな話のひとつです。
今回は、窓越しに見つめていた少女の正体をめぐる、戦慄の都市伝説を紹介します
🔍 あらすじ
(※この話にはいくつかのバリエーションがありますが、本記事では筆者が印象に残ったUSOジャパンで放送された内容を基に紹介します。)
ある大学生が、大学から帰宅する途中のこと。ふと目を向けたマンションの4階の窓から、じっとこちらを見つめる少女に気づきました。
「こんな時間に窓辺で何をしているんだろう?」
気にはなったものの、そのまま家路についた大学生。しかし、翌日も、その翌日も、同じ少女が同じ窓からこちらをじっと見ていたのです。
やがて、大学生は少女のことが気になりはじめました。何かを伝えたがっているのではないか?何か助けを求めているのでは?そんな考えが頭をよぎります。
ある日、新聞を読んでいた大学生は、ある記事を目にしました。
「マンションで監禁事件発覚」
「まさか、あの少女も同じように監禁されているんじゃ…?」
そう考えた大学生は、急いでマンションへ向かいました。
マンションの4階まで駆け上がり、少女がいた部屋の前に立つと、何度チャイムを鳴らしても応答がありません。ふとドアノブに触れると、鍵が開いていました。
不安を抱えながらも、大学生は意を決して部屋の中へ入りました。
少女がいつもいた窓の前の部屋に向かうと、そこには——
少女が首を吊った状態で、窓の向こうを見つめていたのです。
そう、大学生が数日間にわたり目が合っていた少女は、ずっと亡くなった状態のまま、窓越しにこちらを見ていたのでした。
💡 怖さのポイント
何日も前からそこにいた?
この話の最大の恐怖は、大学生が見ていた少女が、すでに亡くなっていたという点です。
「じゃあ、どうして目が合ったんだ?」
「なぜ何日も同じ姿勢で窓辺にいたのか?」
そう考えたとき、想像力が恐怖をかき立てます。
助けを求めていたのか?
少女(の霊)は、もしかすると大学生に助けを求めていたのかもしれません。監禁事件の記事を見たことで、大学生はマンションへ向かいましたが、彼女の命を救うことはできませんでした。
しかし、彼が気づかなければ、少女の死は誰にも知られず、そのまま放置されていた可能性もあります。
見ていたのは本当に少女?
もうひとつ考えられるのは、「大学生が見ていたものは、実在の少女だったのか?」という点です。
人間の目は錯覚を起こすことがあります。しかし、何日にもわたって見続けていたのが錯覚だったとしたら、それはそれで不気味な話です。
🔚 まとめ
「4階の少女」は、日常の中で感じる違和感が、思いがけない恐怖へとつながる都市伝説です。
- 何気なく見ていたものが、実は異常な存在だった。
- それに気づいたとき、すでに手遅れだった。
- もしかすると、自分が見ているものも、本当に“生きている”とは限らない…?
そんな疑問を抱かせる話だからこそ、多くの人の記憶に残り、今もなお語り継がれているのでしょう。
あなたは、この話を信じますか?
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