【都市伝説】おんぶ

霊を背負う男

都市伝説や怪談の中には、じわじわと恐怖が広がる話が数多く存在します。
その中でも、この話は、シンプルながらも強烈なインパクトを与える話の一つです。

この記事では、そんな都市伝説「おんぶ」について解説します。

目次

あらすじ ー 子供の無邪気な一言が暴く恐怖

(※この話にはいくつかのバリエーションがありますが、本記事では筆者が印象に残ったUSOジャパンで放送された内容を紹介します。)

とある家庭に、夫婦と小さな男の子が暮らしていました。しかし、夫婦仲は悪く、日々喧嘩が絶えませんでした。

ある日、激しい口論の末、父親が母親を突き飛ばしてしまい、母は頭を強く打ち出血します。
倒れた母を見て、父は「死んでしまった」と勘違いし、証拠隠滅のために庭に埋めようとしました。

しかし、埋めている最中に、母親は意識を取り戻します。
だが、後戻りができない父は、スコップで何度も母を殴り、そのまま埋めてしまいました。

その後、父は何事もなかったかのように生活しようとしますが、次第に子供の視線が変わっていることに気づきます。
さらに、ある日、子供が庭を掘り返していたため、父は注意しました。

「どうしてそんなことをするんだ?」

すると子供はこう答えます。

「だって、変な臭いがするんだよ。」

その言葉に、父の背中を冷たい汗が流れます。
そして、その日から、子供が自分をまるで”何かおかしいもの”を見るような目で見ている気がしました。

父は、ついに子供の口封じを決意します。

包丁を背中に隠しながら、父は子供に話しかけました。

「なぁ、お前に大事な話があるんだ。」

しかし、その瞬間、子供が口を開きました。

「僕もパパに聞きたいことがあるんだ。」

心臓の鼓動が高鳴る。やはり気づいていたのか…。

「何だ、何でも言ってみろ。」

子供は、何の疑問もないような無邪気な顔で、こう言いました。

「なんでパパは、いつもママのことをおんぶしているの?」

次の瞬間、父の背後で”何か”が動いた。

冷たい手が、包丁を持つ父の手を掴む。

そして、そのまま刃先が、自分の胸へと突き刺さった。

満足げな表情を浮かべながら、母の霊はゆっくりと消えていったのだった。

他のパターンだと、子どもが「なんでおんぶしているの?」と聞いたところで話が終わることが多いです。
しかし、このUSOジャパンで紹介された内容はその後のことまで描写されている珍しいパターンです!
また、筆者はこの話はUSO以前から知っていましたが、映像化されて紹介されているのは初めて見ました。
なので、とても印象に残っています。

この話が怖い理由

子供だけが霊の存在を認識している

子供には純粋な心があり、大人には見えないものが見えるとよく言われます。
この話も、まさにその設定を活かした怪談です。
無邪気な一言が、周囲の大人に衝撃を与え、聞いた側の読者にも恐怖を感じさせます。

普通の日常の中に潜む異常性

この話のポイントは、「ありふれた家庭の日常」に潜んでいる違和感です。
「お父さんがいつもおんぶしている」という何気ない行動が、最後に「それは誰も見えないはずの母親だった」と判明することで、一気に恐怖が膨れ上がります。

想像力をかき立てる結末

「父親は気づいていたのか?」「母親の霊は何を伝えたかったのか?」といった疑問が残ることで、話を聞いた人の想像力を刺激し、恐怖が長く続くのがこの話の特徴です。

まとめ ー 都市伝説がもたらす恐怖

「おんぶ」は、単なる幽霊話ではなく、日常に潜む違和感が引き起こす恐怖を描いた都市伝説です。

もし、あなたの家族や友人が、「おんぶ」に関して不思議なことを言ったら…。
それは本当に、ただの空想でしょうか?

あなたはこの都市伝説を信じますか?

霊を背負う男

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