「TOEIC800を取りたいけれど、何を勉強すればいいのかわからない」
「社会人でも800を目指せる?」
「600台から800台まで、どれくらい勉強すればいい?」
そんな方に向けて、この記事では約10年ぶりにTOEICの勉強を再開し、630点から835点までスコアを伸ばした勉強法を紹介します。
筆者は2015年にTOEIC630点を取得してから、約10年間ほとんどTOEICの勉強をしていませんでした。
2025年から勉強を再開し、約1年間で5回受験。
最終的には、
630点 → 835点
と、約200点スコアを伸ばすことができました。
特に伸びたのがListeningです。
最初の受験では330点だったListeningが、最終的には440点まで伸びました。
この記事では、
- 800点までにかかった勉強時間
- 実際に使った教材
- 単語・文法の勉強方法
- Listeningを330点から440点まで伸ばした方法
- 5回のTOEICスコア推移
- 800点を取って感じたこと
を、実体験をもとに紹介します。
「600~700点台から800点を目指している」という方には、特に参考になると思います。
TOEIC630点から835点までのスコア推移
まずは結果から紹介します。
筆者のTOEICスコアは次のように推移しました。
| 受験時期 | Listening | Reading | Total |
|---|---|---|---|
| 2015年 | ― | ― | 630 |
| 2025年6月 | 330 | 335 | 665 |
| 2025年8月 | 400 | 355 | 755 |
| 2025年11月 | 410 | 340 | 750 |
| 2026年1月 | 440 | 355 | 795 |
| 2026年3月 | 440 | 395 | 835 |
2025年6月の665点から考えると、約9か月で170点アップしています。
ただし、勉強そのものは2025年1月ごろから始めているので、勉強開始から800点突破までは約1年2か月です。
途中、755→750とスコアが下がったこともありました。
また、795点を取ったときは800点までわずか5点。
そこから次の受験でReadingが355点から395点まで伸び、835点を取ることができました。
一直線に伸びたわけではありません。
600~700点台で停滞している人も、あまり一回ごとの結果に一喜一憂しない方がいいと思います。
TOEIC600点から800点までにかかった期間・勉強時間
勉強時間は明確に記録していませんでしたが、
平日:約1時間
休日:約2時間
くらいを、2025年1月から2026年3月までの期間勉強していました。
もちろん、毎日欠かさずできていたわけではありません。
勉強期間とペースから考えると、合計では500時間前後だったと思います。
社会人の場合、毎日何時間もTOEICの勉強時間を確保するのはなかなか難しいと思います。
筆者も短期間で一気に勉強したというより、仕事をしながら少しずつ続けました。
そのため、
「毎日3時間勉強して3か月で800点」
のような方法ではありません。
時間はかかりましたが、1日1~2時間程度でも継続すれば800点を狙えるという一例にはなると思います。
TOEIC800点を取るために使った教材
Youtubeを視聴した2025年1月からすぐに勉強に取り組むようになりました。
発音の勉強
TOEIC対策というと、最初に単語帳や問題集を始める人が多いと思います。
筆者は最初に英語の発音を勉強しました。
使ったのは、「世界一わかりやすい英語の発音の授業」でした。(kindle unlimitedの対象だったから)
以前に「英語耳」で発音を勉強したこともあったので、発音については完全な初心者ではありませんでした。
発音を勉強した理由は、後で行うListeningやシャドーイングの土台を作りたかったからです。
発音の勉強では、本を読むだけではなく、
音声を聞く → 自分でもできるだけ同じように発音する
ことを意識しました。
結果的に、これは後のListening対策にも役立ったと思います。
文法の勉強
発音と並行して文法の復習も始めました。
使用した教材は、「真・英文法大全」でした。
文法教材を紹介するYoutubeを何本か視聴した結果、この本が一番良いように感じ、購入しました。
かなり分厚い本で、約900ページあります。
YouTubeでは10周する勉強法も紹介されていましたが、さすがに900ページを10周するのは大変でした。
最初のTOEIC受験までに3周。
その後も少しずつ読み返し、最終的には7周程度しています。
ここで感じたのは、
1回ですべて覚えようとしないこと
が大切だということです。
1周目で理解できなかったところでも、何度か読み返していると理解できるようになることがあります。
なお、筆者は電子書籍版を購入しましたが、何度もページを行き来することを考えると、個人的には紙の本の方がおすすめです。
単語の勉強
こちらも発音の勉強する途中から始めました。
使用した教材は、いろいろなYoutubeやブログなど紹介されている通称「金フレ」である「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」でした。(リンクは改訂版ですが、筆者は改訂前のものを使用しました。)
勉強方法はシンプルです。
- 最初に単語と意味を一通り確認する
- 赤シートを使って意味を思い出す
- すぐ意味が出なかった単語にチェックする
- チェックした単語だけ復習する
- 覚えたらチェックを外す
- すべて終わったら、また最初から確認する
ポイントは、
「見たことがある」ではなく、単語を見た瞬間に意味が出る状態を目指すこと
です。
TOEICでは時間との勝負になるため、単語を見て数秒考えているとReadingでかなり時間を使ってしまいます。
筆者は金フレに掲載されている目標スコア別の区分についてはあまり気にせず、基本的に全体を覚えるようにしました。
800点を目指すのであれば、800点レベルまでで止めず、できるだけ最後まで覚えてしまった方がいいと思います。
TOEIC対策
Readingで苦戦したのがPart5・6です。
TOEICのReadingは75分しかありません。
Part5・6に時間を使いすぎると、Part7を解く時間がなくなります。
そこで、
Part5・6をできるだけ速く、正確に処理する
ことを意識し。対策本を2冊使用しました。
1冊目
「1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急 (TOEIC TEST 特急シリーズ) 」を単語の勉強を始めた頃から使用しました。
Part5・6にはある程度問題のパターンがあるので、その解き方を身につける目的で繰り返しました。
しかし実際の試験では、Part5とPart6のスコアがなかなか伸びませんでした・・・
そこで、4回目の受験が終わった頃に次の本を使用しました。
(本来ならあまりコロコロ教材を変えない方がいいと思います。)
2冊目
「TOEIC L&Rテスト 壁越えトレーニング Part 5-6 (壁越えトレーニングシリーズ2)」を使用しました。
こちらは5周ほどしました。
勉強しているときには劇的な違いを感じませんでしたが、最終試験では、
Part6:97%
まで正答率が上がりました。
一方、Part5は77%。
最後まで筆者の弱点でした。
総合対策
今回の勉強で、最もスコアアップにつながったと感じたのがListeningです。
総合対策兼Listening対策として「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」の11と12を使って、
聞く → 内容を確認する → 自分で発音する → シャドーイングする
という練習を繰り返しました。
具体的には、
- スクリプトを見ながら音声を聞く
- 英文の意味を理解する
- スクリプトを見ず、一文聞いたら自分でも発音する
- 音声の少し後を追いながら発音する
という流れです。
最初から通常速度でシャドーイングするのはかなり難しいので、筆者は音声速度を落として練習しました。
慣れてきたら徐々に通常速度に近づけます。
この方法を始めてから、Listeningのスコアは明らかに伸びました。
実際、
330 → 400 → 410 → 440 → 440
と推移しています。
最終的に正答率は、
Part1:100%
Part2:84%
Part3:90%
Part4:97%
でした。
筆者の場合、800点を突破するうえでListening440点を取れたことはかなり大きかったと思います。かなり難しいです。
ただこの勉強を始めてから明らかにListeningの点数が伸びました。
600点台から800点台を目指すなら何を優先するか
| 分野 | 実際にやったこと | 個人的な重要度 |
|---|---|---|
| 単語 | 金フレを反復 | ★★★★★ |
| 文法 | 文法書+Part5・6対策 | ★★★★☆ |
| Listening | 公式問題集+音読・シャドーイング | ★★★★★ |
| Reading | Part5・6対策+問題演習 | ★★★★☆ |
| 発音 | 発音教材+音読 | ★★★☆☆ |
実際に630点から835点まで伸ばしてみて、600点台から800点台を目指すのであれば、
「単語・文法の基礎+リスニング+TOEIC形式への慣れ」
の3つが重要だと感じました。
特におすすめしたいのが、公式問題集を単なる「模試」として使わないことです。
一度問題を解いて、
「答え合わせをして終わり」
ではもったいないです。
リスニングなら、
聞き取れなかった英文を確認 → 発音 → 再度聞く → シャドーイング
まで行うことで、1つの問題集を何度も使えます。
また、Readingについても、
「なぜ間違えたのか」
を確認することが重要です。
単語を知らなかったのか。
文法が分からなかったのか。
英文を読むのが遅かったのか。
問題の解き方が分からなかったのか。
原因によって、次にやるべき勉強は変わります。
TOEIC800点を取るまでに苦労したこと
一番苦労したのはReadingでした。
Listeningは、
330 → 400 → 410 → 440
と比較的順調に伸びました。
一方、Readingは、
335 → 355 → 340 → 355
となかなか伸びませんでした。
4回目の試験では、
Listening 440
Reading 355
合計795
でした。
800点まであと5点です。
このときは「あと1問くらい正解していれば……」と思いました。
しかし、次の試験ではReadingが395点まで伸び、
835点
を取ることができました。
TOEICでは勉強した分が毎回きれいにスコアに反映されるわけではありません。
筆者自身、750点台で停滞した時期もありました。
そのため、一度スコアが下がったからといって、勉強方法をすぐ全部変える必要はないと思います。
最終的なPart別正答率
835点を取ったときの正答率は次のとおりでした。
| Part | 正答率 |
| Part1 | 100% |
| Part2 | 84% |
| Part3 | 90% |
| Part4 | 97% |
| Part5 | 77% |
| Part6 | 97% |
| Part7A | 86% |
| Part7B | 84% |
こうして見ると、Part5だけ明らかに低いです。
逆に言えば、
すべてのPartを完璧にしなくても800点は取れます。
苦手分野をなくすことも重要ですが、自分の得意なPartでしっかり点を取ることも大切だと思います。
筆者の場合はListeningが得点源になりました。
TOEIC800点を取っても英語がペラペラになるわけではなかった
最後に、実際に835点を取って感じたことを書いておきます。
TOEIC800点を取れば英語がかなり話せるようになるのではないか。
勉強を始めたころは、多少そんなイメージもありました。
しかし実際に835点を取ってみると、
スピーキング能力はほとんど上がっていない
と感じています。
TOEIC Listening & Readingは、名前のとおり「聞く・読む」が中心です。
そのため、TOEICのスコアが上がることと、英語を自由に話せるようになることは別だと実感しました。
これは800点を取ったからこそ分かったことでもあります。
そのため、TOEICについてはいったん区切りをつけ、今後はスピーキングを中心に英語学習を続けることにしました。
まとめ|社会人でもTOEIC800点は狙える
筆者は約10年ぶりにTOEICの勉強を再開し、
630点 → 835点
までスコアを伸ばすことができました。
勉強時間は平日約1時間、休日約2時間。
合計すると500時間前後だったと思います。
特に効果を感じたのは、
- 金フレで単語を繰り返し覚える
- 文法の基礎を固める
- Part5・6の解き方に慣れる
- 公式問題集を繰り返し使う
- 音読・シャドーイングを行う
という勉強でした。
中でも、公式問題集を使ったListening練習は一番効果を感じました。
実際にListeningは330点から440点まで伸びています。
800点を目指していると、750点や795点など「あと少し」のところで停滞することもあります。
筆者もそうでした。
それでも同じ勉強を続け、最終的に835点まで伸ばすことができました。
これからTOEIC800点を目指す社会人の方に、筆者の経験が少しでも参考になれば幸いです。


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